近年、あらゆる業界やビジネス領域において、プロダクトがサービス化する現象が進み、
単なる物性価値を超えた体験価値・情緒価値こそがこの時代における価値の本質となっています。
そのような時代状況において、優れた顧客体験を設計、
実現できたサービスやプロダクトを「CX AWARD」として表彰します。
CX AWARD 2022は、株式会社プレイド運営のCXにフォーカスしたビジネスメディア「XD(クロスディー)」編集部と
J-WAVE TOKYO MORNING RADIOの「KARTE CX VOX」を担当する番組スタッフによる選考会議によって選出されています。
ベータ・ジャパン合同会社
b8ta
売るためではなく“体験してもらう”ための店舗づくりを標榜し、RaaS (Retail As A Service)という新しい体験を提供。また、日本の顧客に合わせた接客も提供し、進化する店舗を実践している。
株式会社カインズ
カインズ
商品の売場や在庫数を即時に確認できる「CAINZアプリ」や、オンラインで商品を注文後、希望する店舗で商品を受け取れる取り置きサービス「CAINZ PickUp」といったデジタルツールとリアル店舗を融合した新たな体験を提供した。
コクヨ株式会社
しゅくだいやる気ペン
家庭学習の習慣化をサポートするまったく新しいコンセプトのIoTペンを提供。『子どもの学習に寄り添いたい、深くかかわりたい』という保護者の想いに応え、親子のコミュニケーションを生み、子どものやる気を引き出した。
株式会社アドレス
ADDress
月額4万円から、日本各地の家に住み放題というサービスを提供。“好きな時に、好きな場所で、好きな暮らしを” という新しい生き方を実現する多拠点生活プラットフォーム。
ソニー・ミュージックエンタテインメント
YOASOBI
「小説を音楽にする」というクリエイターユニット。原作と音楽を行き来するという新しい体験を提供し、マンガ化、書籍の出版、映画化など、顧客がコンテンツを物語として楽しめるようになっている。デビュー曲の「夜に駆ける」は、Billboard JAPANの2020年年間チャートで1位を獲得。
音声配信
ながら聴き需要の高まりや人の声を聴きたいという欲求に答える形で音声配信が増加。radikoやPodcastといった従来からあった形式に加え、収録から配信まで個人でも気軽にできるサービスの登場により、音声配信の幅が広がり、顧客は様々な選択肢から選べるようになった。
イオンリテール株式会社
どこでもレジ レジゴー
貸し出し用のスマートフォンを使い、顧客自身で商品をスキャンし、専用レジで会計するという新しい仕組みを提供。レジ待ちをなくすだけではなく、楽しいお買物体験を提案し、今後のお買い物体験の可能性を提示。
愛知ドビー株式会社
バーミキュラ フライパン
「世界一、素材本来の旨味を凝縮するフライパン」を目指し、新たに開発された鋳物ホーローのフライパン。食材から出た余分な水分を瞬間的に蒸発することを可能にし、高火力な熱源や技術がなくても、本格的な味を家庭でも再現することを可能にした。
任天堂株式会社
あつまれ どうぶつの森
「何もないから、なんでもできる」をキャッチコピーに、無人島で生活を始めるゲーム。誰でも楽しめるようなゲーム設計やゲームの中で日常を楽しむという体験で人気に。島内での開発の自由度が高いため、プレイヤーは遊びの楽しさを思い出すとともに、ゲームを通じて人とコミュニケーションを取ることにもつながった。
オンライン音楽フェス
様々なイベントの中止・延期が発表される中、大小様々なイベントがオンラインで音楽フェスを配信し、人々に楽しみを提供した。場所や人数の制限がなく楽しめること、チャット欄で参加者同士で盛り上がりながら参加できることなど、従来にはないフェス体験となり、新たな音楽の楽しみ方を提示した。
未来価値創造大学校
食べ残しNOゲーム
食品ロス問題を自分事にするカードゲーム。未来価値創造大学校に通っていた、当時小学6年生の児童が3ヶ月で考案した。ゲームを遊びながら、食品ロスの要因や解決策を学び、食べ残さないように意識できるようになり、食品ロス問題を考えるきっかけとした。
DESIGN WORKS ANCIENT
POKETLE
ポケットに入れられる120mlの極小サイズのミニボトル。少ない容量での水筒という新しい選択を提示するとともに、「Only The Necessary(必要な分だけ)」というブランドフィロソフィーを社会に波及させるきっかけとなった。
あなたが生活をしている中で良いCXだと感じたサービスやプロダクトを、Twitterで「#これもCX」というハッシュタグをつけて教えて下さい。挙げていただいたサービスやプロダクトは、CX AWARD 2022の選考の際に参考とさせていただきます。